実夏の あっ地こっ馳 紀行

ご注意;★このブログの登場人物はフィクションです。

アナトリーさんは立柳さんを連れて、あたしの前に戻ってきてくれた。手には猟銃も斧も持っていなかった。両手いっぱいに、お手製のテントウムシを抱えていた。
「…もっと形のいいやつを連れていけよ」
立柳さんが笑って通訳してくれた。あたしは、一番かわいいテントウムシを手にした。ナナホシテントウムシのデザインだけど、星は10個以上あった。ロシアでは七星って言わないのかな? 夏実お姉ちゃんにも、一つどう?って声をかけたけどお姉ちゃんは、
「これは実夏が見つけたお土産だよ。実夏が大事にもらいなよ」
といってくれた。
「わたしはここのごちそうの味を舌に焼き付けておくよ。それよりも…」
夏美お姉ちゃんが、不敵な笑みを浮かべた。この笑み、怖いんだよね。
「な、なあに?」
「…宮沢賢治の謎、解けたの?」
 いけない! すっかり忘れてたよ!!

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《もっと形のいいのを連れて行けよ》
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