FC2ブログ

実夏の あっ地こっ馳 紀行

ご注意;★このブログの登場人物はフィクションです。
■  9月6日  サハリン = リンゴもプラムも
 
 外に出ると、アナトリーさんがご自慢の畑を案内してくれた。
 にんじん、カボチャ、マクワウリ、露地イチゴ、ハーブ、それにりんごにプラムに洋ナシ。ウチの近くに「かめい~の」という直売所があるからこれだけの農作物がわかったけど、そうじゃなかったらマクワウリなんてわからなかったところだね。リンゴもプラムも摘果していないから、果実は小さかった。でも、いっぱい実っている。それに、かわいい。家庭菜園では、小さくてもたくさん実るほうがいいのだ。
「そうか、摘果っていう技術は、市場で商品価値を高めるためのものなんだね」
 夏実お姉ちゃんがそういった。いつもの皮肉も、素直な感想に聞こえる。雨上がりのせいだろう。
 ピクニックテーブルに戻ると、ジアーナさんがお茶の準備をしていた。ブリヌィにシフォンケーキ。ジャムとハチミツのビンが並び、熱々の紅茶がふるまわれた。「本場中国のティーカップさ」と自慢するカップには、竜の絵が描かれていた。
 イチゴのジャムは種子の粒々がまるで白ゴマのようにはっきり見えた。ジアーナさんのお手製だろうか。サハリンの夏の光を浴びたイチゴの、日なたの味がした。イチゴは本来夏の果物だということを思い出させてくれた。


88DSCF0281.jpg
《摘果っていう技術は…》
スポンサーサイト
尾花実夏☆ロシアまで*愛をこえて | トラックバック:(0) | コメント:(0) |permalink
<< ■  9月6日  サハリン = ダーチャの守り神 | ホーム | ■  9月6日  サハリン = 手作りのブリヌィ >>
Comment

管理者にだけ表示
Trackback
| ホーム |