実夏の あっ地こっ馳 紀行

ご注意;★このブログの登場人物はフィクションです。
■  9月6日  サハリン = お嬢さんはお酒かい?
 
 テーブルの上には、スープや野菜が並んでいた。ダーチャで採れたものばかりのようだ。
 菜園主のアナトリーさんは、立派な体格の持ち主だった。サハリン版のスーパーマリオといった趣だ。さすがに、オーバーオールは着けていなかったけど、マリオひげを生やしている。それもそのはず、ユジノサハリンスクでレスキュー隊の仕事をしているという。きっと、勇敢で、頼りになる班長さんだろう。
 あたしたちが席に着いたのを確認すると、アナトリーさんがウォッカやビールを配った。「お嬢さんはお酒かい?」ロシア語で聞かれているのに、なんといっているかわかる。お酒には興味があったけど、低調にお断りした。人生初のアルコールがウォッカではちょっと強すぎる。
 夏実お姉ちゃんが「いえいえ、わたしたちはまだ子どもです」と、ジェスチャー付きの日本語で答えた。「子どもです」の部分のジェスチャーは、頭にリボンを付けて小首をかしげてスカートの裾をちょんとつまんだ。それ、通じないと思うよ。ほら、アナトリーさんがマリオ顔できょとんとしている。
 それでも、あたしたちが子どもだということが、どうやら通じたようだった。マリオ顔をほころばせて、イチゴのジュースを持ってきてくれた。透明感のある、紅色の水。1リットル入りのガラスのポットに入っている。毒々しさはまったくなく、自然な感じがした。ゼッタイ、手作りだよね、これ。

8888DSCF0237.jpg
《イチゴのジュースを持ってきてくれた》
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25,000分のチャコ=9 そして、海へ
こんばんは! チャコです
jダイヤ夏
地図の原点を求めて
東京都内をぐるぐる巡ったチャコ、
最後は、ゆりかもめに乗ってお台場に。

途中、
ゆりかもめから見た階段です。
丸全昭和運輸の倉庫の中。
keDSCF6744昭和
この辺りは埋め立て地なので
基本的にはぺったんこな土地のはずですが、
設計上、高低差が生まれることもあって
こんな微階段がみられることもあります。
もっとも、
鍵かかかっていて、入れそうもありませんけど。
そこまでして、入ろうともしませんけど。

テレコムセンター駅で降りて
おじ様たちと一緒に歩いていきます。
途中、こんな階段も。
keDSCF6746.jpg
埋め立て地の微階段は
今一つ迫力に欠けますね。

こちらは
東電の変電所へ行く階段です。
といっても、
今回は電気会社には何の用もありません。
keDSCF6747.jpg

行ったのは、そのさきにある
国土交通省青海総合事務所
の中にある、
海上保安庁の海図の部屋。
わ~い!!!

チャコたち御一行様は
地図も海図も大好きですから、
もう、宝の部屋です。
受けていただいた保安庁のかたも
そんな人が10人も来たから
ちょっとうれしそう…。

ちなみに、この機械
軽自動車ぐらいの大きさがあります。
歯車のような輪には
糸が一本通っています。
歯車はそれぞれ
月、地球、太陽の動きを表しています。
星占いの機械…
kkDSCF6820.jpg
…じゃなくて、
潮汐を計算する機械だそうです。
潮の満ち引きを、
こんな機械を使って計算していたようです。
1980年代前まで使っていたという話です。
コンピュータじゃないんですね。

これが
明治のころの函館
keeeDSCF6766.jpg

函館山のケバ表現が、芸術的です。
函館どっくのところにあったお台場や
谷地頭温泉のあたりのラグーンが
しっかり描かれています。

他にも、
東京湾とか、奄美大島とか
見ているだけで、時間が過ぎるのを忘れてしまいます。
5時の終業時刻を過ぎても
みんなで、海図談義をしていました。

電子的に一発でみられる地図ですが、
江戸時代から、いろいろな人が
少しでも正確に、わかりやすく描いていこうと
努力を続けてきたんですね。
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25,000分のチャコ=8 狸穴狸穴わお!
チャコです! おっはよぉ~!!

神谷町から飯倉交差点のほうに歩いていく
チャコと地図好きのおじさま御一行様です。
ちなみに、
一緒に歩いているおじさまたちは、
ただの地図マニアさんじゃなくて
れっきとした博士、学者先生です。

あ、一人学部卒がいた。

jダイヤ夏

坂を登っていきます。
右側から道が鋭角に合流します。
その歩道が、
ショートカットしながら高低差を稼ごうと
クランクに曲がり
階段を作っています。
iikura.png

いわゆる「A型」の階段ですが
さすが東京。
ちょっとあか抜けています。
keDSCF6721A-dan.jpg
歩道というより、公園みたいですね。

飯倉交差点を狸穴(まみあな)のほうに向かって右折します。
ロシア大使館があります。
小学生ぐらいの肌の白い女の子が
プラチナの髪をなびかせて、坂を上ってきます。
ハラショー!

そういえば、
実夏ちゃんのサハリン紀行、続き、書かないの?

おじさまたちは、ロシアの少女に見向きもせず
大使館の裏に進みます。

ロシア大使館の裏には、
アフガニスタン大使館と
アメリカンクラブがありました。
本国では一触即発の国が
麻布台の片隅で仲良く並んでいます。
スパイとかうようよしているのでしょうか?
いきなり
「イルクーツクの空は?」
なんて合言葉を聞かれたりしないかしら?

アフガンの大使館の先に
日本経緯度原点がありました。

ちなみに、
経緯度原点から台地を降りる階段です。
keDSCF6725経緯度

もとは、天文台があったところです。
グリニッジの日本版って言ったところでしょうか?

日本経緯度原点といえば
なんとなく、明石市にありそうな気がするのですが
ありませんよ。
明石市には、
日本標準子午線が通っているだけ。
しかも
明石市だけやないねん。
南北にずうっと、北極点から南極点まで
日本標準子午線やねん。
なんで似非関西弁やねん。

えっと
このバツ印の中心の経緯度が
めっちゃ細かく測定されてるっしょ。
keDSCF6729.jpg
さっきは、高さがめっちゃ細かく測ってあったけど
ここは、地球上の場所。
赤道から何度、グリニッジから何度離れているかを
細かく計測しているのです。

このバツ印の上で
おじさまがガラケーのGPSで測ったら
秒単位の誤差がありました。
おじさま、そろそろ買い替えてはいかがですか?
スマホに。

狸穴は通らずに
赤羽橋駅に向かいます。
赤羽橋ですって⁉
都営地下鉄⁉
チャコ、東京メトロの24時間切符しか持ってません。

途中の熊野神社の階段です。
keDSCF6734.jpg
ちょうど、お祭りをしていました。
山の手と下町の境の
江戸情緒です。
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25,000分のチャコ=7 神谷町電気ブラン
こんばんは! チャコです!!

jダイヤ夏
おじさまたちにさそわれて
地図の原点を探る巡検に のこのこついていったチャコです。

新富町から地下鉄で桜田門に出ました。

ところで、新富町って
サントメ・プリンシペとか
死んだはずだよお富さん、とか
思い出しませんか?

やだぁっ! おじさまたちといっしょにいると
チャコ、おやじギャグ、連発

桜田門から、国会議事堂のほうへ歩いて行って
憲政記念館の前に行きます。
皇居のお堀を見下ろす、武蔵野台地の末端です。
ちょっとした、階段もあります。
keDSCF6687水準原点
千代田区のど真ん中、
ここに武蔵野台地終わり、下町始まる。ってところです。

階段を登ったところに
こんな建物がありました。
kkDSCF6697
これこそ、
日本中の(離島は違うけど)高さの原点です。
この建物の中のある一点の高さが
めっちゃ正確に測られていて、
そこから、全国の土地の標高を測ります。

その基準が、
むかしは、霊岸島の観測所、今は油壷で
平均海面を測って決めます。

ミリ単位で土地の高さを測るのも大変ですが、
その基準が、相模湾で計測した東京湾の平均海面
という、のらりくらりとしたとらえどころのない数値なので
さぞや、大変な作業なんでしょう。

手前の円筒状のテーブルに測量器具を据え付けて
奥の建物の扉を開けて、
日本水準原点から高さを引っ張ってくるそうです。

日本水準原点のお話はそこまで。
階段が意外とあるようでないので
次、行きます。

今度は日比谷線に乗って
神谷町に行きます。
なんか、電気ブランがありそうな名前ですが、
ありません。

なっちゃんと実夏ちゃんが大好きな
にっぽん丸の会社の最寄り駅の一つですが、
反対方向に歩いていきました。

途中、
西久保八幡神社という神社に寄ります。

武蔵野台地の末端の台地崖を登る
昔ながらの階段です。
keDSCF6706はちまん

ふりさけ見れば、こんな感じ。
keDSCF6709はちまん
対岸が意外と地味で
見晴らしはよくありません。
まあ、
都内で見晴らしを期待するほうが間違っているんですけど。

神社の鳥居に「不」の字がありました。
kkDSCF6713.jpg
去年、神楽坂巡検で教わったので、
チャコ、この「不」が何の記号だかわかっていました。
明治の初めに測量に使った水準点なのです。
この「不」は「不」の字ではなくて
測量用のテーブルと三脚を図案化した記号なんです。
その、「不」の横棒の高さを
明治の測量士さんが、丁寧に測って歩いたんですね。
そのころの頑丈な杭を打つだけの時間とお金がなかったものですから、
基準になるものを探して
お寺や神社の石造物に目を付けた、というわけです。

ちなみに、
八幡さんの拝殿への階段も
歴史を感じます。
keDSCF6717はちまん

チャコたち御一行様は
飯倉交差点のほうに歩きます。
途中、
雁木坂という階段を遠望。
keDSCF6720.jpg
団体行動なので、寄らずに、
写真を撮っておしまいです。
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25,000分のチャコ=6 こんにちは~こんにちは~ひがしへ~にぃしぃへ~
こんにちは! チャコです
jダイヤ夏

永代橋から隅田川右岸を下ってきて
霊岸島まで来ました。
ここにあるのが
水位観測所(の跡のモニュメント)
kkDSCF6661
この手のデザイン、
どこかで見たよね~って記憶をたどっていけば
昔、たしか1970年に大阪で開いた
万博のパビリオンあたりのデザインに似ていませんか?

21世紀が夢のように見えた時代だったって聞いています。
21世紀、こんな時代ですよ、1970年の世界のみなさ~ん。

ここで海面の高さを測って、
その平均を出して
地図上の標高を決めたそうです。
ここから、3776メートル上に富士山のてっぺんがある、
ってことですね。

もっというと
このパビリオンの平均海面から
3776メートル上に、富士山の頂上近くの三角点がある
ってことですね

もっというと
ここから水準点を一つずつ埋めながら
国会議事堂前の日本水準原点の高さを
ミリ単位で決めて
さらにそこから
水準測量や三角測量を繰り返して
富士山の山頂の近くに埋めた三角点の高さが
3776メートルって
・・・ああ。それでも違うんだけどなぁあ。

25000分の一の地図を見ると
「高さの基準は東京湾の平均海面」って書いてありますね。
あ、25000分の一の地図なんか、見たことないって
ごめんなさい。
一度ぐらい、見てね。
面白いよ。

その
「東京湾」がこのパビリオンっぽいこれなんです。
でも、ここ東京湾っていうか、隅田川だしぃ・・・。

今は、ここで調べずに
油壷の検潮所で調べています。
でもそこ、東京湾っていうか、相模湾だしぃ…。

検潮所の対岸には、こんな階段もありました。
手前に泊まっている船は、タンカーかな?
keDSCF6664.jpg

このあと、チャコたちは
地下鉄の新富町へ向かって歩いていきました。
途中にあった階段がこれです。
keDSCF6678錨のもにゅめんと
階段の上には、
金色の錨のモニュメントがちらりと見えます。
keDSCF6680.jpg
何のモニュメントだか調べる間もなく
巡検御一行様は、とっとと
そそくさと、さっさと
新富町のほうへ向かいます。
これだからチャコ、
団体行動、苦手です。

(江戸港発祥の地のモニュメントだったようです)
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